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徒然なる備忘録

他人に言えなくもないけど特別語る相手もいない趣味についてやりたい放題したいブログ

『素晴らしき日々 ~不連続存在~』 感想

プレイし終えたので感想や考察でも。若干、前回の記事と被る箇所があるかもしれません。

※ネタバレ込み

物語全体を通じて 

 1章~6章まで、各章ごとに主人公もかわって、エンディング数もなかなかあるので一度整理しました。

 

◆Down the Rabbit-Hole

主人公は水上由岐(新)∵若槻姉妹を認識している高島ざくろ、若槻姉妹らと共に素晴らしき日々を過ごす。

 

◆Down the Rabbit-HoleⅡ

主人公は水上由岐(新)∵若槻姉妹を認識している。選択肢によって二通りのに分かれる。

①:Down the Rabbit-Holeに飛ぶ

②:終ノ空END

 

◆It's my own Invention

主人公は間宮卓司。選択肢によって二通りに分かれる。

①:希実香END

 間宮卓司における唯一のハッピーエンド。

②:終ノ空END

 

◆Looking-glass Insects

主人公は高島ざくろ。選択肢によって二通りに分かれる。

①:ざくろEND

 ざくろと希実香が救われるハッピーエンド。

②:スパイラルマタイEND(ざくろ自殺END)

 スパイラルマタイの甲斐なく命を落としてしまうEND。

 

◆Jobberwocky

主人公は悠木皆守。選択肢によって二通り(※素晴らしきENDの後には三通りに増える)に分かれる。

①皆守(with由岐)END

 由岐とのエッチシーンがある。

②皆守(with羽咲)END

 羽咲とのエッチシーンがある。

※③皆守END

 誰とも結ばれずに先へ進む。

 

◆Which Dreamed It

主人公は間宮羽咲。

 

◆JobberwockyⅡ

主人公は悠木皆守。羽咲、由岐、皆守の過去、そしてその後に続く物語。少し複雑な分岐によって三通りのエンディングに辿り着く。

①:素晴らしき日々END

②:向日葵の坂道END

③:終ノ空

 

 

序章のDown the Rabbit-Holeと物語との関連

◆すべては由岐の夢での中の出来事

ざくろは自我の一つとして間宮卓司の中に取り込まれた。どうやら、皆守の近くで死んだ人間はその自我を皆守の中に取り込まれてしまうらしい(過去の卓司、由岐の件から)。その為、ざくろは皆守の一人格として由岐の夢に現れたと思われる。そして、その事をざくろ自身は自覚している(巻き込んでしまった等の発言から)。

◆由岐とざくろが遊園地に行くのは二回目である

一度目は由岐(旧)とのデート、スパイラルマタイの起こる前の出来事であるのでつじつまも合う。Ⅱ、終ノ空END直前において由岐(新)が終ノ空に既視感を覚えるのは、一度この遊園地で終ノ空(アトラクション)を体験したからである。また、間宮卓司が終ノ空というワードを使うのも、この経験が無意識に作用しているからでは。

◆由岐

認識の違い。由岐(旧)は遊園地のボートイベントにおいて、湖を空の上だと例えると「気持ちいい」と言ったのに対し、序章において由岐は「怖い」と対称的な発言を残している。その為、序章に登場する由岐は、別の認識を持った由岐(新)であると言えそうだ。ざくろも「前と逆」と言っている。終盤で由岐(旧)の記憶も思い出す。

◆意味深な発言

「この道を歩くのは二度目」:由岐は一度、死を経験している為だろうか。

「私が望めば存在する」:由岐が望めば、彼女の人格はいつまでも皆守の中に留まることができる。

 

 

総評

 明らかに、自分がいままでプレイしてきたエロゲとは別物、全く異質。物語を楽しむというよりは、内容を考察したり言葉の意味をじっくり考える事を楽しむゲームだと思いました。もろ「哲学してください」とでも言ってるような内容です(そもそもテーマがウィトゲンシュタインですし)。というかそこに興味を持って買った節もあったり…。

自分は時間をかけて物事を考えることが好きなので、この物語に秘められたテーマ、言葉の意味を考える時間はとても興味深く楽しいものでした。

 

「空気力学少女と少年の詩」を始め、各BGMは非常に自分のツボをついてきました。プレイ後もじっくり聴き惚れたいと思います。

特に「夜の向日葵」がお気に入り。青空の下でも、その名の如く夜空の下で聴いても、また違って聴こえる。幻想的でいてまたどこかありふれているような。不思議な調和が保たれていて馴染みやすい音楽だと思いました。

 

最後に。上に書き連ねたのは、プレイ後に私が思ったこと考えたこと、又、仮説等を思うがままに書き連ねた物なので、少しおかしな箇所や、どう考えてもそうはならないだろって箇所を見つけてもどうか暖かい目で見守っていただけると助かります。また、この記事はプレイ後、直後に書き綴ったものです。

 

P.S.サクラノ詩が二ヶ月延期しましたね。